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学び効率が最大化するインプット大全

  • 古刊

櫻庭凌也

学び効率が最大化するインプット大全
樺沢紫苑 (著)
出版社: サンクチュアリ出版
ISBN-10: 4801400698
ISBN-13: 978-4801400696
発売日: 2019/8/3

9月になり新学期が始まっていることだろう。学校の授業や読書など新しいことを学ぶ人も多いだろう。順調なスタートをきれるように、学習のノウハウが集約された本書を紹介してきたい。

勉強する人の多くを悩ませるのは、量か質どちらが大事なのかという点だろう。本書が説くのは質の方。質を上げたい人にとっては、まさに痒い所に手が届く一冊になるだろう。情報量の多さと、イラストも多く使用されている点が良い。わかりやすい構成なのではと感じた。

本書の一番の魅力は、実践的な勉強方法を説く所にあると考えた。タイトルではインプットと銘打っているものの、それとアウトプット両方行うことが推奨される。つまり、知識や本の要点を覚えるだけでなく、説明できるようにすることが大事らしいのだ。以前『愛読の方法』という本を紹介したが、ここで言われている愛読とは、精読や遅読に近い。本書も通じる部分があると思われる。

社会人や大学生は勿論のこと、高校生にもおすすめしたい。大学入試がマーク式から記述式に変わってきている。本書の勉強方法はこれからの時代に対応できるものと言えるだろう。

私は勉強の質の中でも、実践という面に注目してみた。本当の意味で知識を身に着ける方法が数多く書かれている一冊である。「論語読みの論語知らず」という言葉がある。論語は聖人の教えだが、それを知っていることより、行動で示す方が重要ということだ。本書を読み、秋の勉強や読書をより実りあるものにしてはいかがだろうか。