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『美しき鐘の声  平家物語1 ~諸行無常の響きあり  (意訳で楽しむ古典シリーズ)』

  • 古刊

平 空

『美しき鐘の声
 平家物語1 ~諸行無常の響きあり
 (意訳で楽しむ古典シリーズ)』
 木村 耕一 著
 発行 1万年堂出版
 2019/3/8発行

今、古典に注目が集まっている。
令和になって、
日本古来の考え方を
再認識しようとみんなの心が向いている。

そんな中、
徳川家康や天下人が
こぞって愛読していたという
「平家物語」を
今の現代社会でも
役立つ智慧が
広がっているのではないか。。。
という社会人心から
社会人的探究心から
読み解いてみた。

難しい現代文よりも
作者が読み解いたものを
読みやすいものから
手にとってみた。

人間の心が
動くとき、
失敗するとき、
成功するとき、
当時の常識と
現代の常識、
人の世の夢のごとし、
人の世の儚きごとし。

様々な観点を
分かりやすい物語のお話部分から
紐解き、
解説してくれる。

物語の意訳と
大事な部分は、
原文を載せて。

原文を音読すると
意味を読んでから
原文を読むからか
意味がすっと入ってくる。

そして、
その直球な表現に
驚嘆する。

昔の人って、
本当に文章が上手。

回りくどくなく、
直球・実直・素直。

そんな表現を感じる。

だからかとても読みやすく、
すっと心にも入ってくる。

日本人のDNAに刻まれた
音読の意味がぐんぐん心に染み入る。

不思議な感覚だ。

日本語の言霊のせいか、
言葉の音のせいか、
心にすっと入っていく物語。

そして、人間の戒めを
上手に描き、それは老いも若きも
男も女も高貴も庶民も
誰もが有りうることを
たくみの描き、表現している。

登場人物が
現実にいるだけに
感情移入しやすく
共感しやすい。

現実に
誰にでも起こりうることを
物語・現実話を通して、
後世に残してくれた、
誰かさんに感謝したい。