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『日本人の底力』

  • 古刊

櫻庭凌也

『日本人の底力』
著者:渡部 昇一
出版社:海竜社
発売日:2011/7/1
言語:日本語
ISBN-10:4759311939
ISBN-13:978-4759311938

5月に年号が変わるためか、最近は何かと「平成最後」と言われる。元号を時代の区切りと考える人が多いようだ。元号を使っていることをはじめ日本には外国と異なるところが多い。しかし、日本の独自性を実感しているだろうか。

本書は、古代から戦後までの歴史から日本人の独自性考察している。天皇家、宗教、和の考え方、武士道など内容は様々である。日本人が忘れている点が述べられている。

天皇は、王朝としては他国に比べて長く存在しているらしい。そんな天皇家が大切にしてきたものがある。初代の神武天皇の遺伝子を途絶えさせないことであるそうだ。天皇は男性のみとする根拠がわかる。男系天皇については、このことを根拠にしても賛否両論になりそうである。

宗教の面で言えば、大陸から伝わった仏教を取り入れたものの、古くからの神道も残っている。このことが日本の宗教の特徴であるらしい。土着の宗教が残っていることは西洋とは正反対な点であるらしい。

戦後になって日本人が持つ日本のイメージが変化したそうだ。アメリカの考えが反映された教育を受けたためであるらしい。

この本には読んでみれば気付くことが多かった。日本人だからなのか、日本人を客観的に見ることはなかなか無いかもしれない。5月にある「改元」についても違った見方が出来るかもしれない。