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『勝手口から覗いた文談人』

  • 古刊

山口謠司

天野哲夫『勝手口から覗いた文談人』
単行本: 318ページ
出版社: 第三書館販売 (1997/10/30)
言語: 日本語
ISBN-10: 4807497227
ISBN-13: 978-4807497225
発売日: 1997/10/30

『家畜人ヤプー』を書いた元新潮社の編集者が書いたエッセイです。
泉鏡花を彷彿するなんとも言えないドロリとした文章がたまりません。
三島由紀夫の葬儀について書いた文章「天才的詐欺師」は必読です。
割腹自殺した後、インタビューに応じた三島の父親と母親も見ることができます。
そして、メインは、芥川龍之介の「或日の大石内蔵助」に対しての三島の論から、ドロリとした文章が、スライムのように右傾化して行った三島の心を捉えていきます。天野さんという人は、やっぱりある意味、天才だったのでしょう。