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『人生がときめく片付けの魔法』

  • 古刊

神亜莉沙

『人生がときめく片付けの魔法』
著者:近藤麻理恵
発行所:サンマーク出版
発行年:2011年9月26日

職業柄、掃除が必須な今日この頃。
ぼんやり部屋の本棚を眺めていると、随分前に購入し1度読んだきりで気にも留めなかった本書が目に入った。人間の目というものはすこぶる面白いもので、今自分に必要なものがまるで本棚から浮き出るように見えるのである。

実は私の職業はヘルパー。当然ながらお宅へ伺い、居室・台所・トイレ・浴室、さらには換気扇の掃除まで頼まれることもしばしば。
しかしながら1週間後…。再びお宅へ伺うと部屋は散らかり、元の状態。いわゆる「リバウンド」である。仕方ないな…と思いながら、黙々と作業をする私。まさに、負の連鎖とはこのようなことを言うのであろう。

本書では、この「リバウンド」をなくすための方法が仔細に書かれている。

著者である近藤麻理恵さん曰く、片付けには順序があるらしい。
衣類→本類→書類→小物類→思い出の品…。
そして、「場所別」ではなく「モノ別」に。「場所別」に片付けてしまうと別の部屋で同じカテゴリーの物が見つかる可能性があり、片付けが遅々として進まなくなる。そのため、一箇所にまとめて「ときめく」か「ときめかない」かを手に触れながら1つひとつ判断していく。こうすることで、自分がどのくらいの量を所有しているのかも把握できると彼女は語る。

他にも衣服の収納方法、クロゼットの中にときめき感を仕込む裏ワザ、そして書類は全捨てが基本など…アドバイスがぎゅっと詰まった1冊となっている。

心に余裕がない人ほど、物を多く溜め込む傾向があるように感じる。かく言う私も押入れの中は常に書類や本でパンパンなのだが…。そこに詰め込まれている物の数だけ悩みや苦しみが潜んでいて、修羅の世界が果てしなく続いているように思えて仕方がないのだ。(押入れは光が遮断され暗闇の世界のため、余計にそう感じるのかもしれない…)

本書に力を借りながら片付けを進めてみてはいかがでしょうか?
少しばかり希望の光が見え始めるかもしれません。