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『一〇五歳、死ねないのも困るのよ』

  • 古刊

平 空

『一〇五歳、死ねないのも困るのよ』
 篠田桃紅著 
 発行 幻冬舎
 2017.10.8 発行

図書館にて
本を借りるにも
人気本は時間がかかる

人の興味関心を
測るには
もってこいな
バロメーターでもあるが笑

忘れた頃に
やってくる
なんとやらで
読みたい欲求が
ひと段落した頃に
届くのも常で
気分屋でもある
私の読書コーナーの領域は
読みだすのに
時間がかかる

しかし、
時間の合間を縫って
どれか一冊、読もう
と思案した時に
この本は手に取りやすかった

待ち時間に
もってこいな
作品だからだ

短編で綴られる
桃紅さんのお考え集は、
隙間時間に読書をしたい人に
おすすめな作品なのである

様々な過去の偉人の言葉も
借りつつ
桃紅さんの人生体験と
照らし合わせて
感じられた言葉たちが
並ぶ

ふと人生を
考えて
見上げたとき
過去の偉人さんの言葉の
寛大さは常で
私たち現代人をも
助け、救ってくれる。

それは、
紛れもなく
科学ではなく
文学が人を救う
のである。

過去の人々が
未来の人を
救う

会ったことも無い人が
見ず知らずの人々を救う

究極の『人助け』
沖縄では「ゆいまーる」
というらしい

過去の人が
自分の失敗を元に
未来の誰かの人生を
救う 救おうと奮起する
救いたいと書き残す

人類は
そうして
見知らぬ人をも
助け 助けられて
現存している

過酷な自然界で?
過剰な人間世界で??

世界のどこかで
困っている人を
救わんと
欲す

その心は
まさに愛、である。