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『もしも宇宙へ行くのなら――人間の未来のための思考実験』

  • 古刊

櫻庭凌也

『もしも宇宙へ行くのなら――人間の未来のための思考実験』

著者:橳島次郎
出版社:岩波書店
発売日:2018/10/5
言語:日本語

ISBN-10:4000253239
ISBN-13:978-4000253239

最近はAIばかり注目されていて、宇宙にも注目して欲しいものだ。宇宙は人を惹き付けて止まない世界。嘘かもしれないと思いながら、ついオカルト番組なんかを見てしまう。信じるか信じないか・・・ではなくただ信じたい気持ちになってしまう。

ロシアのロケット研究家であり、SF作家でもあるツィオルコフスキーはこんな名言を残した。
「地球は人類のゆりかごである。しかし人類はゆりかごにいつまでも留まっていないだろう。」
いつか人類は地球から出て行くかもしれない。

本書は宇宙進出に関する「夢」と「現実」がテーマ。

本書ではSF小説やアニメなどで描かれた「夢」を挙げている。一方、「現実」では宇宙に出るのに問題が山積みらしい。技術的な問題は言うまでもない。宇宙進出のための人体の改造、ロボットを連れていくべきか、地球外生命体との関わり方など多くの問題がある。

地球の環境がこのまま悪化すれば、宇宙に出ていかざるを得ない。そう考えるといつかは人類は地球で経験しなかった課題に直面することになる。さらに地球で経験した問題も考えなければいけない。環境問題、戦争、移民問題などが宇宙で起こるかもしれない。

宇宙進出が「夢」のままか「現実」になるかは、これからの人類次第かもしれない。