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ハンス・クリスチャン・アンデルセン『おやゆびひめ』

  • 古刊

平 空

『おやゆびひめ』
 アンデルセン原作 立原えりか文 いわさきちひろ絵 
 発行 講談社
 2018.6 発行

アンデルセンのお話は、
怖いお話が多い。

子供の頃に
読んでも
現実的な
怖さよりも
物語の空想上の
怖さで、
現実感はないが、

大人になって
読み返してみると
とても社会問題とも
取れる話題・問題が
密かに・上手に隠されて
表現されていて、
大変興味深い読み物となっている。

でも、でも、
こういう怖い現実を
こうして
子供が読んでも分かりやすい
ように表現されていることは、
大変教育上良いように思う。

これこそ
本の醍醐味で、
過去の人々がした
失敗を 本という知識に載せて
再度失敗しないように
伝承・言い伝えているように
感じるのである。

大抵、
この原文は、
挿絵少なく
文章がぎっちりな状態で
当時は発表されたであろうが、
(これは私のあくまで推論)
(間違っていたら御免なさい!)
(原文表記を知っている方が
 いましたら教えてくださいね!!)
こうして
絵本にして
後世に受け継がれて
きたとするならば、
大人たちは
どうやってでも
後世の子どもたちに
残していきたい文章・内容だったのである。

私が 絵本を 手に取る
基準は、絵が 好みであること。

ジャケ買い
ならぬ
ジャケ取り
である。

そのぐらい
絵本の絵は、
重要で、作品の雰囲気まで
変えてしまうほどだ。

でも、
何度でも
読みたくなる絵本
というものは、
文章・内容が好きなもの
なのである。

それこそ、
好みの絵に
好みの文章の
絵本を見つけた
時の幸福感といったら

なんとやら笑

アンデルセンの作品は、
大人になった今でも
怖い読み物ではあるが
何度読んでも深いものを
感じて、また読みたくなる
書物・絵本なのである。